空手は勝敗を超越した、今の自分のすべてを教えてくれる舞台。 運命を感じた出会いで的確な提案により安心して指導を。
15歳のころ、ちょうど格闘技ブームで、わんぱく坊主の私は映画や漫画の影響で空手に興味を持ちました。そして家の近くの「牛殺しの大山倍達」のポスターを見かけて、道場に入門しました。それから40年間、空手一筋でやってきたことになります。それから良い師との出会いがあり、存在そのものが魅力的な先生の影響で、一年もしないうちに「空手で食べていきたい」と思うようになりました。
高校卒業後には、池袋の本部に行き、働きながら空手の修行をしました。本部での修行後、師のもとに帰り、32歳で極真会を去るまで指導者としての修行をしました。
その後、知人のトレーニングジムで指導をしたりしましたが、平成7年に「游藝館」を立ち上げ、以来、18年が経ちます。私は、人生の歩みの中で師匠など人との出会いに恵まれていると思っており、そのことに非常に感謝していますね。
もともと私は、何か仕事をしながら空手をやろうと言う考えはありませんでした。プロとしてやっていきたい、その代わり腰掛け半分ではやっていけない世界だと思っていました。私が教えていきたいことは、「逞しくなれ。強くなれ。卑怯者になるな。前に出ろ。」ということです。私たちの空手は、嘘もトリックもない世界。子供たちの嘘は指導者から見ればすぐに分かります。
そのような人間としてのずるさを直し、努力が正直に現れる真剣勝負の世界なのです。そういう意味で空手は、勝ち負けではない、今の自分のすべてを教えてくれる舞台だと思います。子どもたちのご両親にも、「そこをしっかり見届けてあげてください」と言いますね。
「游藝館」は、空手以外の運動も取り入れているのが特色です。ですから、ここに来ると入門当初から比べて運動能力が向上します。私たちの空手は、肉体的なタフさを作ると共に精神力を鍛えます。痛さを知ることによって優しさを生む、という教育方法ですね。これからも伝統文化を継承するために、空手という武道を盛り上げていきたいです。これで生計が立てられるような、そんな武道にしていきたいですね。この素晴らしい空手という武道をどう伝えていくかが私の最大のテーマです。そして、空手を社会体育の一貫として取り上げられるようなスポーツにしていきたいですね。
田寺さんとのお付き合いは、もう20年近くになります。私の子供が小学校で遊んでいたときに、田寺さんがローラースケートをしていて、お話をさせて頂いたら「空手が好き」ということで話が合い、ある日、突然私のもとを訪ねてきたのです。田寺さんは、とても聞き上手で、またその一方で年上の私にも的確なアドバイスをくれます。田寺さんでなければ反発したくなるようなことも、彼に言われると納得してしまうように、とても説得力があるのです。田寺さんは同じ武道家として内なる強さを持っているのだと思います。
私は、保険のことはすべて田寺さんに任せています。このような仕事ですから、子供が怪我をするなど色々なことが起こります。そんな私のライフワークに合わせた保険を、彼が提示してくれるのです。もちろん保険は使わないに越したことはありませんし、まだ使ったこともありませんが、指導の際に、仮に何か大変な事故があっても、指導者を守るような保険に加入しています。また、個人的な保険でも大変お世話になっています。
田寺さんとの縁は、私の子供にも繋がっていくような縁にしたいですね。親の縁は子の縁、子の縁は孫の縁というようにずっと続いていくような縁にしたいです。この広い世界の中で、彼に出会えたのは運命だったと思います。私が落ち込んでいるときなどには、「田寺さん、来ないかな」と思います。そのようなときには特に田寺さんに話を聞いてもらいたいのですね。これからも、仕事でも、個人的にも、良い付き合いをしていきたいですね。
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