受診した方の声
“町のがん検診を受けて”
茨城町 飯塚充徳 様
私は勤務先を定年退職後,町が行う健康診断を毎年受診している。
平成15年に,特定健診と前立腺がん検診の同時申込みをしたのが癌発見の契機であった。今でも忘れられない思い出が,全ての検査終了後,前立腺がん検診をまだ受けていないと思い,受付係に「まだ前立腺がん検診を受けていないが?」と尋ねたところ,「検査は済んでいますよ。」との返事。
(当時の私は,健診時に採血した血液でPSA検査が行われることを全然知らなかった。)
数週間後に,少し分厚い封書が自宅に届いた。開封してみると,「要精密検査」の通知だった。恐ろしさから,約1ヵ月間は通知書を机の中にしまいこんでしまったが,急に心配になり,水戸赤十字病院に行くことを決意した。すぐに入院検査を行った結果,前立腺癌の宣告を受けた。
でも先生からは,「いい薬がありますから心配しないで下さい。」と言われ,ひと安心。その後は月1回通院し,現在も治療中です。
今,振り返ってみるとあの時,町のがん検診を受けてなかったらと思うと,ぞっとする。まさに命拾いをした感じである。