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地域保健
肝炎ウイルス検診
肝炎ウイルス検診は、C型及びB型肝炎ウイルスに感染しているかどうかを検査するものです。早期に治療することで症状を軽減し、進行を遅らせることが可能です。
肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ予備能力が高いため、肝炎の感染に気づかないまま放置すると、知らない間に病気が進展し、重篤な症状につながる恐れがあります。
少なくとも一生に一度は必ず肝炎ウイルス検診を受けてください。
検診の内容
肝炎ウイルスに感染しているかどうかは、血液検査で判断します。採血だけなので短時間で済み、また、数週間で検査結果をお知らせできます。
※感染後3ヶ月程度経過しないと、陽性にならないこともあります。
対象者 | 下記のいずれかに該当する方 (1)当該年度において満40歳となる方 (2)当該年度において満41歳以上となる方であって、過去に当該肝炎ウイルス検診に相当する検診を受けたことがなく、かつ本検診の受診を希望する方。 |
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費用 | 無料又は1,500円程度で受けることが可能です。市町村によって異なりますので,別途お問い合わせください。 |
日程 | 市町村が実施する特定健診の日に受けることが可能です。詳しくは本ホームページ健診ナビをご覧ください。 |
C型肝炎ウイルス検査
ウイルス性肝炎のうち、C型肝炎ウイルス(HCV)の感染により起こる肝臓の病気をC型肝炎といいます。HCVに感染すると,約70%の方が持続感染者(キャリア)となり、その後慢性肝炎となる方も多く、さらに一部の方では肝硬変や肝がんと進行する場合があるので注意が必要です。
● 特長
- 感染者は40代以上の年齢層に多くみられます。
- 多くの人は感染の時期がはっきりしません。
- ウイルスが発見される以前に輸血を受け、感染した人もいます。
● 検査方法
C型肝炎ウイルスに感染しているかどうかは,HCV抗体検査でわかります。まずHCV抗体価を測定します。その結果から必要があれば、HCVのウイルス遺伝子を検出する検査(HCV核酸増幅検査)を実施するなど、総合的にみて,現在C型肝炎ウイルス(HCV)に感染している可能性が高いか低いかを判定します。
B型肝炎ウイルス検査(HBs抗原検査)
ウイルス性肝炎のうち、B型肝炎ウイルスの感染によるものをB型肝炎といいます。
B型肝炎ウイルスに感染しても,症状が軽く、気づかないうちに感染していることがあります。また、肝炎ウイルスが身体の中から排除されずに住みついてしまう持続感染の状態(キャリア)となることがあります。B型肝炎ウイルスの持続感染者は、約1割の人にB型慢性肝炎がみられます。また、その一部の人では、肝硬変や肝がんへと進行する場合があるので注意が必要です。
● 検査方法
B型肝炎ウイルス(HBV)に感染しているかどうかは,HBs抗原検査を行います。HBs抗原が陽性の場合は、100%HBVに感染していると考えられます。逆にHBs抗原が陰性であれば、ほとんどの場合、HBVに感染していないと考えて差し支えありません。
感染が分かった場合
肝炎ウイルスに感染していたとしても、肝臓の状態は人によって様々です。まずは、専門医に相談してみましょう。茨城県では,早期診断が可能で適切な治療が行える医療機関を「茨城県肝疾患専門医療機関」として登録し,その情報を県ホームページで公表しています。
茨城県肝疾患専門医療機関について(別サイト)